ガバナーメッセージ

ガバナー就任のご挨拶
2025-26年度 国際ロータリー第2520地区
加藤 雄彦(Takehiko KATOH)
親愛なるロータリアンの皆さまへ
はじめまして。仙台ロータリークラブ所属の加藤雄彦と申します。2025-26年度、国際ロータリー第2520地区ガバナーとして奉仕の任に就くこととなりました。どうぞよろしくお願い申し上げます。
仙台ロータリークラブにとって、1957-58年度ガバナー・佐藤幸三会員をはじめ、第6代(2011-12年度)ガバナー・菅原一博会員、そして私のスポンサーでもある第7代(2017-18年度)ガバナー・藤﨑三郎助会員に続き、私が第8代目のガバナーとなります。
2022-23年度、クラブ会長として110名(当時は男性会員のみ)の会員をまとめる一年を終えた直後、息つく間もなくガバナーノミニーとしてご指名をいただきました。地区の状況にも精通せず、ロータリーに対する理解も十分とは言えなかった当時を振り返ると、いまなお身の引き締まる思いがいたします。
幸いなことに、私のクラブには、菅原一博DPG、藤﨑三郎助DPGをはじめ、豊富な経験をお持ちのシニア会員が多く在籍しており、そうした皆さまのご助言に支えられながら、よちよち歩きながらも準備を進めてまいりました。
本年度のガバナー月信では、毎月、季節の花を掲載いたします。これらの花々をご提供くださる大沼尚嗣会員に、心より感謝申し上げます。また、地区ホームページでその美しい花の魅力を紹介してくださる三浦泰弘会員にも、深く御礼申し上げます。
7月の花は「グロリオサ」。その花言葉は「栄光」「勇敢」「頑強」「燃える情熱」です。2025年2月に開催された国際協議会において、マリオ・セザール・マルティンス・デ・カマルゴ会長エレクト(※2025年6月8日辞任)は、「よいことをするために団結しよう(UNITE FOR GOOD)」というメッセージのもと、冒険心と挑戦の大切さを、力強く私たちガバナーエレクトに訴えかけました。それはまさに、グロリオサの花言葉と重なります。
しかしその後、マリオ会長エレクトの突然の辞任を受け、国際ロータリー理事会は特別会合を開催し、2023年8月の国際ロータリー会長指名委員会により検討された候補者の中から、新たな会長エレクトとして、イタリア・ラグーザロータリークラブ所属のフランチェスコ・アレッツォ氏を選出しました。アレッツォ氏は2025年7月1日よりRI会長に就任いたします。
なお、会長メッセージは予定通り、「よいことをするために団結しよう(UNITE FOR GOOD)」 が継承されます。このメッセージは、政治・地理・イデオロギーなどで分断が進む世界において、ロータリーが結束の力となることを願い発信されたものです。ロータリーは、奉仕プロジェクトを通じて、人種・宗教・職業の壁を越え、さまざまな人々をつなぎ、「地域社会でよいことを行う」という共通の使命に向かって活動してまいります。
これから始まる「会員と共に歩むロータリーの旅」には、変化に対する抵抗という壁もあるでしょう。それこそが、マリオ前会長エレクトが語った「奉仕活動におけるリスク」に他なりません。しかし私は、リーダーとしてまず自らが勇気と情熱を持ってその壁を乗り越え、地区が抱える課題に対して「検討し、更新していく(REVIEW &RENEW)」姿勢を示してまいります。それが、次なる成長の鍵であると信じています。
「世界のためによいことをすれば、地域社会も豊かになる。」
この理念を胸に、フランチェスコ・アレッツォRI会長と共に、ロータリーの新たな旅路を力強く歩んでまいります。
どうか本年度も、皆さまの変わらぬご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます
「Review&Renew」
検討し、更新しよう
ジェームズ.F.コンウェイ国際ロータリー会長1969-70年度(ロックビルセンターRC)が提唱した会長テーマを参考にして会員のみなさまと2025-26年度ロータリー奉仕活動を進めていきます。
- 地域や国際的奉仕活動に役立つ様々なリソースをマイロータリーから探し出し、地区行動計画推進リーダーおよびクラブ行動計画推進リーダーと共に協議しましょう。
- ロータリークラブのリーダーたちはクラブの行動計画(方針)を策定し、クラブセントラルに3か年分の目標を入力し、前年度との比較検証をしましょう。同時に、クラブの将来像をロータリークラブ会員と共に語り合いましょう。(クラブ会長・会長エレクト・会長ノミニーのご氏名を先ずマイロータリーに登録しましょう。)
- 会費を納入しているロータリークラブの例会に出席することは義務ではなく権利です。さらに、自分のクラブだけでなく国内外のロータリークラブの例会(国際大会を含む)に関心を抱いて参加し、国際ロータリーの醍醐味を味わいましょう。
- ロータリークラブの未来を託して「クラブ優秀賞」(旧ロータリー賞)を獲得しましょう。マイロータリーへの登録が獲得の礎となります。クラブサポートミーティングも活用しましょう。
- ロータリー章典に基づく地区組織の改編とそれに紐づく地区予算編成を図ります。全国34地区で最も高かった地区賦課金29,000円に軽減します。
これまで地域社会に潜在的にロータリークラブへの入会を考えている方々へ気楽に声をかけてみましょう。新クラブ(新しいタイプのクラブを含む)の設立は新しい会員の奉仕の機会を創出します。 - 地区補助金(DG)を分区・ゾーン単位で公平に活用し、地域に根差した公共イメージを高めましょう。とくに、若い世代やこれまでロータリーを知らなかった人々と共同活動を図り、ロータリーの魅力を体感してもらい、地域における公共イメージの向上を図りましょう。(会員増強・クラブ活性化委員会と公共イメージ委員会との共同プログラム)
- 2025-2026年度から登場した「地区会員ハンドブック」を必携し、地区会員のみなさまと共にロータリーを育てるリソースにしましょう。
- 地区会員から寄せられた大会開催資金等で生まれた大会剰余金は能登半島地震および豪雨災害(第2610地区)への支援、全クラブが賛同し資金提供する国際共同委員会(Intercountry Committee)の国際奉仕の支援に活用しましょう。
プロフィール
国際ロータリー第2520地区
2025-2026年度ガバナー 加藤 雄彦
仙台ロータリークラブ所属
生年月日 1958 年2月25日(戌年)
パートナー 加藤智子(かとう ともこ)
最終学歴 慶応義塾大学大学院経営管理研究科修了(MBA取得)
職業分類 私立高校
役職 学校法人仙台育英学園理事長・校長
ロータリー歴 ・1997年3月 仙台ロータリークラブ入会
・1999-2000年度 世界社会奉仕副委員長
・2000-01年度 世界社会奉仕委員長
・2014-15年度 国際奉仕委員会副委員長
・2015-16年度 国際奉仕委員会委員長
・2016-17年度 会員選考増強出席奨励委員長
・2017-18年度 親睦友好委員長
・2022-23年度 クラブ奉仕委員長(副会長)
・2019-20年度 幹事
・2022-23年度 会長
・2023-24年度 ガバナーノミニー
・2024-25年度 ガバナーエレクト
*ロータリー財団 メジャードナー(L3) ベネファクター
*米山功労者 メジャードナー(2回)
座右の銘 「人事を尽くして天命を待つ」
好きな食べ物 鰻重
好きな言葉 「ヘラクレスの選択」 「安全な道の果てには刹那的な快楽しかなく、
苦難の道の果てには美徳がある」
趣味 四国巡拝(歩き遍路7回)
外部役職 一般社団法人茶道裏千家淡交会理事
宮城県私学審議会会長、他
受賞歴 教育文化功労者として宮城県知事表彰
教育功績者として文部科学大臣表彰
藍綬褒章
ウクライナの奉仕者「超我の奉仕賞」